【被害総額1億円】「あなたの株が資金洗浄に使われた」…検事を名乗る男にだまされ、株を売却させられた詐欺事件（栃木・宇都宮）

https://www.youtube.com/watch?v=7fsTlHGFRBU

「あなたの口座が使われた」「共犯の可能性がある」「刑法違反になる」――。次々と繰り出される“警察官”や“検事”からの脅しに、高齢男性が信じてしまった。

2024年11月から2025年2月にかけて、栃木県宇都宮市に住む70代の男性が、なんと合計1億円をだまし取られる詐欺の被害に遭いました。

きっかけは、電話会社の職員を名乗る女からの「契約した携帯が犯罪に使われた」という電話。そこから**“警察官”“検事”を名乗る複数の人物が登場し**、男性に次のような指示を出しました：

「容疑者があなたの口座を使ったと供述している。共犯の可能性がある」
「他人に話すと刑法違反になる」
「資金洗浄の疑いがあるため、持っている株式を売却し、指定の口座に入金して」
「そのお金は調査後に返金する」
男性は、恐怖と混乱の中で所有していた株式をすべて売却し、現金1億円を指示された口座に何度も振り込みました。さらに、「調査のため」と言われて口座のパスワードも教えてしまい、最終的に全額が不正に引き出されたということです。

警察は、「特殊詐欺」事件として捜査を進めており、不審な電話には絶対に応じず、すぐに電話を切って家族や警察に相談するよう呼びかけています。

注意ポイント：
警察・検察・金融庁を名乗る電話に要注意
「他人に話すな」は詐欺の常套句
株式や資産の売却を求める電話は100%詐欺です
不安を感じたら、一人で悩まず家族や警察に相談を！