【極秘捜査の名を悪用】警察官かたる詐欺で70代女性が3450万円被害

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「全国最大の詐欺事件が起きている。あなたにも容疑がかかっている」
――そんな電話から始まったのは、警察を装った特殊詐欺の罠でした。

■ 被害の流れ
4月、高知市の70代女性宅に、警察や検察を名乗る人物から電話。
「極秘捜査だから誰にも話すな」と口止めされた。
「お金の番号を調べるだけ」「すぐ返す」と言われ、現金計3450万円を受け子役の男に手渡し。
その後、連絡が途絶え、女性が4月21日に警察へ相談。

■ 受け子役の逮捕
東京都町田市の建設作業員・越田翼容疑者（35）が受け子役として逮捕。
「間違いありません」と容疑を認めている。
山口県でも同様の事件で逮捕されており、余罪を調査中。

■ 詐欺グループの手口
標的は高齢者。
**「極秘」「捜査中」「口座凍結」**といった言葉で混乱させ、現金を直接受け取る。
「家族に言えば捜査が妨害される」と、孤立させる心理戦を使う。

防ぐためのポイント
警察・検察が「現金を持ってこい」と指示することは絶対にない。
「極秘」「内密に」と言われたら詐欺を疑う。
不審な電話は一度切り、家族や警察へ相談を。